2022コンテスト結果詳細

FunSat
公立はこだて未来大学

審査コメント

機体の収納スペースとパラフォイル展開の2つの要求を満たす折りたたみ式のスタビライザーのアイディアは効果的だと思いました。
落下時間10秒程度の間でパラフォイルにどのような動きをしてほしいのか、10秒間で姿勢制御がどの程度可能なのかを検討すると機体の改良の方針が立てやすいと思います。
飛行データは試験後の解析においても重要な要素ですので、機体本体での保存と無線通信による地上局での保存など複数箇所での保存をおすすめします。

レーダーチャート

SARD
宇宙探査機開発プロジェクト

審査コメント

十字形のパラシュートによる落下は想定通りの動きをしていてよかったです。SPCの条件にはマッチしていると思います。
コネクターによる接続は衝撃による断線のリスクが高いです、はんだ付けによる接続かボンドを用いてコネクターやピン同士を接着しましょう。
電熱線によるケースの開放にどれくらい時間がかかるのか気になりました。

レーダーチャート

Nociws(ノチウス)
北見工業大学

審査コメント

パラシュートと機体ケース間の針金によるバネ構造は面白いアイディアだと思いました。実際に作動しているのが高評価です。
落下時に機体ケースがバウンドしているようにも見えます。垂直に着陸しても衝撃でバウンドする可能性については事前試験で確認できると良いと思います。
機体の姿勢は放出時、着地時ともにランダム性がありますので、そこを考慮した機体構成を検討してはいかがでしょうか。

レーダーチャート

チーム岩井家

審査コメント

本機の落下速度で地上に衝突したにも関わらずデータが取得できていて解析されているのが素晴らしいです。
SPCの条件下では放出時の姿勢が一定ではないために、プレゼン中にもあった通りカメラでターゲットを捉えられるかどうかは確率の問題になってしまいます。
上記の課題に対して、GPS座標から目標地点への姿勢制御を行うなどの予備機構があってもよいかもしれません。

レーダーチャート

CosmoCraft
コスモクラフト

審査コメント

ログの取得に成功していて、各モードの状態を検証できている点がとても良いと思います。
PCと機体とのBluetooth接続は着陸時まで継続する仕様だったのでしょうか、近距離検証用、打ち上げ時通信用とでBluetoothやWi-Fi等通信規格の使い分けが重要になってくると思います。
位置推定についてはかなりの精度で成功されているようですので、水噴射機構の精度を高めた次機体に期待しています。

レーダーチャート

Fantôme
立命館慶祥高校

審査コメント

コンセプトを絞ることで機体の構造がシンプルになり狙いが明確になっているのは、無理な製作規模にならずに形にできるのでいいポイントだと思います。
機体の入れる向きを上下逆にすると事後プレゼンにありますが、SPCの場合は放出姿勢はランダムなので、それを前提とした機体設計と事前投下試験が必要になると思います、
羽にかかる揚力や機体の抵抗などから羽やヒンジにかかる荷重を見積もって、その荷重に見合う強度の構造にできるとなお良いと思います。

レーダーチャート

リーマンサット・プロジェクト
ZIPANGU

審査コメント

SDは接触、Bluetoothは無線での接続ですので、有線接続のSRAM等と比較すると接続不良のリスクが高まります。
ESP32内でのSRAMへのログ保存をされているかどうか確認できませんが、可能であれば低電圧でも動作するESP32外でのSRAMの実装等を検討してはいかがでしょうか。
事後動作試験では走行できたとのことなので次回以降のリベンジに期待しています。

レーダーチャート

HIU宇宙研
北海道情報大学

審査コメント

パラシュートに穴が開いているということは正常な状態よりも落下速度は速くなっている可能性があるのではないでしょうか。想定と実際の落下速度の比較があると良いと思います。
カメラの結線等ははんだ付けでしょうか、それともコネクターでしょうか。接続方法によっては衝撃に弱いものがあるので細かな検討が必要です。
データの取得が成功している点が素晴らしいです。

レーダーチャート