1. ビギナー部門とは
SPCのプローブ部門をベースに、初心者向けに屋内で競技が行えるようにしたものです。
ロケットを使わず屋内で行うため、安定した環境で繰り返し実験できることが特徴です。
自宅等で用意した実験環境と本番環境の差があまりないため、事前実験を多く行った上で競技に参加することができます。
2. 競技の流れ
①.プローブのスタート地点と向きを決める
②.プローブをスタート地点に設置する
③.走行開始
④.探査(探査をしないで、ターゲットに向かってもよい)
⑤.走行終了(開始から5分経過又はターゲットに到着)
⑥.プローブ回収
3. ルール詳細
(1)基本ルール
・スタート地点からターゲットエリアまで走行し、エリア内で停止することができたらゴール(プローブの一部がターゲットエリア内に入った状態で停止することができたらゴールとする)
・スタートからゴールまでの間に、探査対象を回収することができたら加点(探査エリア内にプローブの一部が入った状態で3秒以上留まることができれば探査対象回収とする)
(2)プローブについて
・プローブはローバータイプのみとする
・プローブは、以下のサイズに収めること
「30(W) X 30(D) X 30(H) cm」
(3)スタートについて
・スタート地点とプローブの向きはランダムで決定する
スタート地点は、フィールド左上を①とし、右回りに②~④とする
プローブの向きは、上向きを①とし、右回り90°毎に②~④とする
(4)ターゲットについて
・ターゲットの数は全部で4個とする(スタートからの距離に応じて点数が変わる)
距離 | 点数 |
1番目に遠い | 70 |
2番目に遠い | 65 |
3番目に遠い | 60 |
4番目に遠い | 55 |
・プローブの一部がターゲットエリア内に入っていればゴールとする
(5)探査について
・探査地点の数は2個とする。
探査エリア1カ所につき15点
最大で30点(15点 X 探査2カ所)
・
(6)ターゲットやプローブの位置検出の方法について
・ターゲットエリアや探査エリア内に、無線機器、ビーコンやマーカーを設置することは自由(ターゲットに被せることも可)。
標準では、「10(W) X 10(D) X 30(H) cm」の色がついた箱がエリア中央に配置してある。
ターゲットエリア上:赤色
ターゲットエリア右:緑色
ターゲットエリア下:青色
ターゲットエリア左:黄色
探査エリア :ピンク
(7)フィールドについて
・フィールドの4面は、高さ30cmの壁で囲われている
項目 | 長さ(m) | 備考 |
フィールド | 2.5 X 2.5 | |
ターゲットエリア直径 | 0.4 | 参加チームがマーカー等を設置するのは自由 |
探査エリア直径 | 0.4 | 参加チームがマーカー等を設置するのは自由 |
ターゲットエリア配置半径 | 0.9 | |
探査エリア①配置 | 0.25 | フィールド中心から 「上:0.25 左:0.25」 |
探査エリア②配置 | 0.25 | フィールド中心から 「下:0.25 右:0.25」 |
4. 評価方法
# | 評価対象 | # | 評価項目 | 配点 |
1 | 競技結果 | 1 | 到達したターゲット | 70 |
2 | 探査エリア到達数 | 30 | ||
2 | 競技タイム | 3 | 「競技結果」の得点が同列の場合、タイムによって順位を決定する | |
合計 | 100 |
5. 開催
11月から7月までの奇数月で行われた予選の結果をもとに、上位10チームを選出する。
上位10チームは、9月に行われる決勝に進出することができる。
予選
開催日:奇数月の第三土曜日(11月,1月,3月,5月,7月)
時間 :13:30~16:00
場所 :株式会社植松電機構内
対象者:だれでもOK(見学自由)
参加費:無料
実施方法
・練習は、何回でも走行可能(場所が限られているため、譲り合いながら使用)
・本番は以下のように行う
・植松電機スタッフに声をかけ、本番走行の宣言をする
・13:30~16:00の間は、いつでも本番を行うことができる
・3回の走行を行い、上位2回の平均を得点とする(平均をとって得点を算出するため、必ず3回は走行すること)
決勝
開催日:SPC開催日と同日
時間 :13:30~16:00
場所 :株式会社植松電機構内
対象者:予選通過者10組
参加費:無料